病院で使われている医療機器を診療科ごとに解説

病院で使われている医療機器を診療科ごとに解説

医療機器には注射器やピンセット、体温計などの小さなものから、CT装置や放射線治療に用いる装置などの大型のものがあります。
診療科ごとに種類を解説すると、内科や外科、整形外科などの科に共通するものでは画像関係のCTやMRIなどの大型のもの、心電計やエコーなような持ち運びのできるものや、血液内の分析を行う装置などの検査の部門のものがあります。
診療科に特化したものとしては整形外科の手術に使用するものに多く、関節の手術に使う関節鏡、骨折した部位を固定するピンやスクリュー、プレートなど特殊なセラミックで作られているものです。
診療科で特化したものが多いものとしては歯科や眼科、耳鼻科が多く、歯科は同じCT装置でも歯科用の小型でお口の中専門に撮影する機器があり、歯を削る時に使うハンドピースや空気を吹きかけて対象の部位を見やすくするエアタービンがあります。
皮膚科ではシミやシワを取り除くレーザー装置、耳鼻科では鼻腔鏡など専門の部位を診療する医療機器が存在します。

以前は便利なものだったが今はなき消えた医療機器

医療機器の進歩のスピードは速く、さまざまな病気に対応するものが日進月歩で登場しています。
しかしその反面消えた機器もあり、以前はどこの施設にもあったメジャーなものが今では目にすることがなくなっています。
断層撮影装置と呼ばれるx線を使った医療機器は、X線を照射しながら平行に移動することで、胸部や腹部の任意の部位の縦切りの画像を撮影する装置ですが、今では目にしなくなったものがあります。
この原因は回転しながらX線を照射して得られた情報から体の断層画像を作るCT装置が登場したからです。
断層撮影ではアナログな鮮明でない画像よりも、デジタル加工のされた病変をはっきりと描出できるCTにうって変わられたのですね同じX線を利用した放射線分野で使用したいたものに自動現像機があります。
撮影されたフィルムを現像、定着、水洗を自動で行う装置で、これもx線画像がデジタル化した現在は見ることができない消えた医療機器です。
このように新しい機器の登場で、必要かなくなった機器がたくさんあります。

医療機器に関する情報サイト
医療機器に詳しくなろう

医療機器は薬機法(医薬品医や療機器等の品質有効性及び安全性の確保等に関する法律)の第2条によりその定義が定められています、これだけ聞くと難しく感じられますし、この定義だけでは曖昧なものがあり、健康器具や一般器具との明確な仕分けは困難です。機器の中には普段耳にする名前も多くあり、様々なところで使用されているのが事実です。ここでは国内での主な医療用機器の分類と、意外な場所で使われている商品のご紹介をいたします。

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